いこいの里福祉避難所の閉所について

平成28年9月7日

各位

特別養護老人ホーム いこいの里

施設長 有田 毅

 

本日を持ちまして、福祉避難所「いこいの里」を閉所する運びとなりましたので、ご報告と共に一言お礼を申し上げます。

この約4か月半もの間、益城町役場・熊本県・他県の職員の皆様、各種協会・団体・NPO法人・いこいネットの皆様、給水車にて給水いただいた自衛隊の皆様、炊き出し・慰問の皆様、ボランティアの皆様など多数のご支援により、事故もなく、無事に閉所することが出来ましたこと、衷心より御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

顧みますと、平成28年4月16日AM1:26に発生した熊本地震(本震)により、当施設が立地する畑中区の区長さんから、福田分館の避難所使用に不安があるとの事で施設の開放要請があり、一般避難所兼福祉避難所としてスタート致しました。

幸運にも施設建物に大きな被害がありませんでしたので、床にマットを敷くなどしての避難者受入れができました。ただ、地震によりエレベーターが使用不能となった為、1階が高齢者等の要援護者とご家族様、2階が比較的お元気なご家族様などに分かれて避難していただき、ピーク時110名超に上りました。

ゴールデンウィーク明けには、福田分館も使用可能となったことから、そちらに約30名が移られ、当施設には、福祉避難所として34名が残られました。

7月末までには、第1次募集の仮設住宅へ入居される等で、避難者は9名になり、第2次募集の仮設住宅への入居が可能となったことから、本日、9名全員が避難所を退去されました。

また、特養には避難所に入れない介護の必要な方など10名を緊急避難入居(オーバーベッド)にて受け入れておりますが、もうしばらく支援しなければならないと考えております。こちらには、県内・外の施設様より8月末まで職員を派遣頂き、本当に助かりました。ありがとうございました。本来ならば拝眉の上お礼申し上げるべきところですが、この場でのお礼をご容赦願います。

自宅が被災した職員(全・半壊した職員10数名)も、疲労が溜まっていると思われますが、皆協力して頑張ってくれており、頭が下がる思いです。

社会福祉法人としてこれからも地域の皆様にお役に立てるよう努力する所存ですので、ご指導・ご鞭撻のほど、宜しくお願い申しあげます。

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